待望の妊娠！妊娠初期に！やってイイこと？ダメなこと？？

2022年12月5日2022年12月31日

ゆうた

ついに我が家にも子どもを授かったんだ！
だけど奥さんは不安がいっぱいみたいで…産まれるまでは待つだけと思っていたけど、しないといけないこととか、しちゃダメなこととかあるの？

まい

わぁ〜おめでとう！！
産まれるまで赤ちゃんがお母さんのお腹で育つには、もちろんたくさんの栄養がいるし、人間にとって必要な身体の器官が作られるわけだから、本当に大事な期間なんだよ♪

まい

奥さんも初めての経験だから、色々な情報を聞いたりして不安になっちゃったんじゃないかな？
初めてでわからないのは当たり前！夫婦で大切な子どもを喜んで迎えるために、一緒に少しづつ学んでいくといいね♪

ゆうた

そっかぁ〜わからないからって任せきりにならなくてよかった！
一緒に調べたりしてお互い学びながらお腹にいるうちから準備するよ♪

妊娠初期は、赤ちゃんの中枢神経や心臓といった重要な器官が形成されるとても大切な時期です。
赤ちゃんが健やかに成長するよう、やったほうが良いこと、気をつけることをご紹介します。

妊娠初期にやったほうが良いこと

葉酸の摂取

妊娠すると、体内を循環する血液の量が徐々に増加していきます。ビタミンB群の一種である葉酸は、ビタミンB12とともに赤血球を作る「造血のビタミン」とされており、妊娠中は特に意識的に摂取するのが望ましいとされています。

また、葉酸を摂取すると胎児神経管閉鎖障害の発症リスクが減らせます。胎児神経管閉塞障害とは、受胎後28日で閉鎖する神経管に形成異常が起こることです。

形成異常が起こることにより、以下の先天性障害をもたらす可能性があります。

無脳症
二分脊椎
髄膜瘤

ですので、葉酸を含む緑黄色野菜や豆類、果物類を積極的に摂取しましょう。
葉酸は体内での蓄積性が低い栄養素なので、毎日摂取するのがおすすめです。

野菜	ほうれん草、ブロッコリー、かぼちゃ、モロヘイヤ、パセリ
フルーツ	バナナ、ライチ、いちご、さくらんぼ、オレンジ、マンゴー
豆類	納豆、枝豆、きなこ、そら豆、豆乳
肉・卵類	レバー、鶏卵
乳製品	ヨーグルト、チーズ

身体を温める

妊娠中はホルモンバランスが大きく変化することで、ストレスを感じやすくなってしまいます。
過度なストレスで自律神経に影響を及ぼし、自律神経失調症となることもあります。
自律神経は体温を調節する役割も担っているため、妊娠中は季節を問わず身体が冷えやすい傾向にあります。
身体が冷えると血流が悪くなり、つわりがひどくなったり、むくみや倦怠感を感じやすくなるほか、子宮の血管が収縮して、お腹の張りを誘発する原因になるといわれています。

お風呂は湯船につかったり、3つの首（首・手首・足首）を冷えないようにする、食事や飲み物は温かいものをとるなどして過ごしましょう。

無理のない適度な運動をする

体調の良いときには、血流の低下予防のために適度の身体を動かしましょう。
もちろん、妊婦健診で異常を指摘されていたり、お腹の張りや痛みを感じる際は無理をしてはいけません。
デリケートな時期ですので、散歩やウォーキング、ストレッチなど無理のない運動をしましょう。

妊娠初期に初期に避けたほうが良いこと

飲酒

妊娠中にお酒を飲むと、消化管から吸収されたアルコールが血中に移行し、胎盤を介して赤ちゃんに送られます。
胎盤を通して胎児に送られたアルコールにより「胎児性アルコール症候群」となるリスクが高まる原因となります。

「胎児性アルコール症候群」とは、子どもの精神発達遅滞や先天異常の原因の一つです。
出生時の低体重や顔面を中心とする形態異常、脳障害などが見られます。
現在のところ、「胎児性アルコール症候群」に治療法はありません。唯一の対策は予防ですので、妊娠中は初期の頃から飲酒をやめるようにしましょう。

喫煙

妊娠中の喫煙は、低体重児（2,500g未満）の出産、早産、妊娠中の異常（破水、胎盤早期剥離、前置胎盤など）を引き起こす要因になるといわれています。
また、出生後に乳児突然死症候群（SIDS）を引き起こすリスクが高くなることも指摘されています。
その他、自然流産、子宮外妊娠、胎児の口蓋裂との関係も指摘されています。

カフェインの摂取

妊娠中にカフェインを摂りすぎると、流産したり、胎児の成長に影響を及ぼし低体重になったりするおそれがあります。
また、胎児の成長に必要な鉄分の吸収を阻害する可能性があります。

そのため、妊娠中は1日あたりのカフェイン摂取量を200mg（コーヒーならマグカップ2杯程度）に制限することを勧告しています。